2011年7月28日木曜日

安らぎ(クリスマスのための協奏曲)


Concerto“Il Riposo-per il Santo Natale” in E major  安らぎ-クリスマスのための協奏曲 RV270

季節外れですが、とても好きな協奏曲です。ミュートヴァイオリンの音が特徴的。
G・カルミニョーラ ヴァイオリン、 Sonatori de la gioiosa Marka演奏。


これを聴いていると、静かな聖夜に雪の降る様子が目に浮かんでくるようです。
(表示画像は全然違うけど…)
収録されているBrilliant Classicsの3枚組は、お気に入り。 



昨年の今日、ヴィヴァルディの命日に、あるヴィヴァルディ・ファンの友人が、
自分のサイトでこの曲をオススメしていたので、私は、

「なるほど、彼の命日に『安らぎ』を選ぶなんて、さすが・・・」と感心。
そう伝えると、彼女の意図を理解したのは私だけだと喜んでくれました。

今日、それをブログに書いても良いとの快諾のもとに、これを書いています(笑)
今年は彼女は何を選ぶのか・・・?楽しみです。
(残念なことに、彼女は日本語を読めませんが)

Special thanks to my friend, R !!



彼は、1741年7月28日にウィーンに没しました。「貧困のうちに亡くなった」そうですが、
1960年代以降、彼の研究や音楽の音盤化・コンサートは画期的に進み、
(90年代以降は、器楽曲だけでなく、オペラ・声楽曲の音盤化も増え)

いまだに、ヨーロッパのあちこちで、彼の埋もれていた楽譜が発見され話題になったり、
その人生は映画化・小説化されたりもし、世界中で愛され続けているわけで、興味深いですね。

日本でも、今年、『ピエタ』という小説が出て話題に上りました。
命日のまさに今日も、フランスの有名なカウンター・テノール歌手による、
ヴィヴァルディ・プログラムの演奏会が名古屋であるようです。

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