2012年5月31日木曜日

Buena Vista Social Club - Silencio



ヴィム・ヴェンダース監督の、キューバのラテン音楽バンド、
ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブの、同名の映画は、
10数年前、知人の家で初めて見ました。
知人は、このバンドが来日したときコンサートにも行っていたとか。

この絵は、CD解説に載っていた、“Silencio”という曲の
レコーディングスタジオでのシーンの模写ですが、映画では、
カーネギーホールでの演奏のシーンと、スタジオのシーンが
ミックスされて編集されていました。

歌い終え、感極まって涙を流すオマーラ。(この絵右側の女性)
それを親指でぬぐうイブラエム。これがとても印象に残りました。





歌詞が素敵なのでご紹介します。

『ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ・プレゼンツ イブライム・フェレール』
のCD解説より。

Silencio~静寂  
Rafael Hernández  訳;東野映子

僕の花園の中で

白い百合とバラが眠る

僕の心は悲しく重く沈む

この苦い痛みを花は隠そうとする


僕が花に知られたくないことは

この人生における僕の苦しみ

もし花が僕の苦しみを知ったら

同情して泣き出すだろうから


静かに、百合と紫の花が眠っている

僕の悲しみを知って欲しくないんだ

僕の涙を見て欲しくない

きっと枯れてしまうから



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