2012年10月3日水曜日

満月花の夜


満月花が咲いた夜中
ぼくは嬉しくて思わず
踊ってしまったよ

いい香りで
やさしいものしか
存在しない世界で
完璧に自由に
動いてみよう

ここでは
安心して ほんとうの
自分になれるから!


9月30日は満月、そして中秋の名月でした。
でも、台風が来たので、存分に名月を楽しむことが
出来ませんでしたよね。
(でも、知人がちゃんと月見団子とススキを
お供えしたというので、感心してしまいました。)

満月といえばむかし、『お月見の夜』という題の
童話が、金の友社の童話集のなかにあって、
何度も繰り返し読んでいたことがあります。

このお話は、お供えのお団子を恵んでもらった
貧しい馬が、こんなことをしてもらって情けないと
一念発起し、決心のしるしに空腹であるにかかわらず、
もらったお団子を川に、投げ捨ててしまう・・・
という内容で、インパクトがありました。

この童話集のお話はほとんど全部 好きでしたが、
それらが単独で出版されたり、別な本に編集されたり
しているのかどうかは分からないのですが、
小川未明、坪田譲治、村岡花子など
有名な作家の作品が並んでいました。

他に児童書で満月がテーマのものでは、
『まんげつのよるまでまちなさい』
という絵本が時々行くところにおいてあって、
そこへ行くたびに読んでいたものです。

お話も面白いですが、アライグマやウサギの
ふさふさした毛が、ものすごく上手く描かれているし、
動物たちの表情や動作がとってもかわいくて
どうしたらこんなふうに描けるのかなと
熱心に見ていました。

文はマーガレット・ワイズ・ブラウンで、
絵を描いたのは、ガース・ウイリアムス。
ウイリアムス絵と文の、『しろいうさぎとくろいうさぎ』
が有名です。
たぶんご存知の方もいらっしゃると思います。


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