4月に入ってすぐ、 神戸御影の香雪美術館で、
没後40年-熊谷守一-お前百まで わしゃいつまでも 展
を観覧。
入り口にあるこの看板に表示されている
代表作「眠猫」は有名かと思います。
元の下絵(かそのコピー?)には、このネコの上部に
もう一頭別のネコが描かれていて、その猫は
この三毛猫をじっと優しく見守っているような、
愛くるしい目をしたネコのように私には感じられ、
仲睦まじい画家ご夫妻自身の姿ではないかしら?
と思った方も少なからずいらっしゃるのでは。
(最終的に、ネコ一匹になったわけなのですけれど…)。
この画家については、テレビで特集されたことも
少なくなかったと記憶します。
内容は忘れていましたが、
作品を見ていると、この人はどういう
画家だったのか?と知りたくなる、
そういう魅力のある絵、書、作品たち、
だと思います。
館内で買った本「熊谷守一 画家と小さな生きものたち」
を読むと、意外と暖かいご家族に囲まれ
幸せそうだったのが、なんだか嬉しかったような。
複雑な家庭環境で育ったことや、
娘さんを病気で失われたことなどを知り、
なおさらのこと・・・。
こちら、いつもの小道。弓弦羽神社と美術館の
間のお気に入りの南北の道です。
この日は、まだ暖かくなりきらない春の日で
草木はまだ身体を伸びのびとは
させていない様子。
でも、この展覧会を観て、
なんだか心が温かく元気になった気がしました。
(5月7日まで開催されています。)
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