2012年1月4日水曜日

"Viva Vivaldi" & リュート協奏曲



DVD"Viva Vivaldi"より、一曲目。“ Di due rai languir constante”

数年前、このDVDを手に入れたとき、どんなにワクワクしながら観たことでしょう。
パリ、シャンゼリゼ劇場の豪華な雰囲気。
ほとんど初めて聴くヴィヴァルディのオペラのアリア集でしたし、
Il Giardino Armonicoの、いきのよい演奏、
チェチーリア・バルトリの豊かな歌唱、衣装、表情、晴れやかな笑顔と
・・・もう圧倒されっぱなしでした。

☆

ところで、
チェチーリアが舞台を離れ、リュート協奏曲ニ長調が演奏されたとき、
唖然としました。。デジャ・ヴュ(既視感)に似た感覚に襲われたからです。

過去、この曲を何度も繰り返し再生して聴いていたのは明白なのですが、
それが一体いつのことだったのか、また、どの音源からなのか
忘れ去っていて全く思い出せなかったのです。
リュートの旋律を追って歌えるくらいなのに。

こんなことってあるでしょうか。表面意識には無かったのに、
私のなかのどこかに、この曲はひっそりと、だけどしっかりと
存在していたわけですね。

家中探しまわって2日がかりで音盤を突き止めたのですが、
(一応、バッハのCDを調べてみたりも)
その間、何とか思い出そうとして、私の頭の中は大騒ぎ。
時なき時の流れる異次元をさまよっているような、神秘的な感覚を味わって。

特に、第二楽章(Largo)は、シンプルでありながら瞑想的。
創作にも影響を受けた、忘れられない名曲です。

パオロ・ケリーチ演奏 ヴィヴァルディ リュート協奏曲ニ長調 RV93
(私の聴いていたものはこのヴァージョンではないですが)


感動的な再会を果たした、私の中に眠っていたこの音楽を、
「絵に表現してみたら」とある人に助言され、
描きすすめるうちにこんな作品が生まれました。


「生命そのもの」としか言いようのない絵に仕上がったのは、
自分でも予想もしないことでした。

※既視感(デジャ・ヴュ déjà vu ;仏語)について調べてみると、
聴覚による同様の現象も『既視感』と表現されるようです。

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