2012年3月23日金曜日

グランドツアー?


先日、神戸の商業中心街へ。
春がすぐそこだし、体調がよくなったので嬉しく、
中古CD店でも、かかっていた英国ロックバンド「XTC」の、
(あまり知名度はないけど、10年ほど前に凝っていた)
軽快なリズムにあわせて、右足が踊りたそうにしていました(笑)

画材売り場では、バックに一時ヴィヴァルディの
フルート協奏曲集作品10からの一曲が流れるなか、
いつも買い求める、COTMANのスケッチブックが、
ヴィファールVIFARTという名前に、また表紙の紙質が変わっているのを発見。

VIFARTとは、フランス語で《明るいアート》という意味だそうですが、
なんとなく、某お鍋メーカーと牛肉を思い起こして笑える。

T-CD店で、遅まきながら、FABIO BIONDI, EUROPA GARANTE演奏、
ヴィヴァルディ “La Stravaganza”を購入。
(ジャケットに、1728年ロンドンでジョン・ウォルシュ編集とありますように、
通常の《ストラヴァガンツァ》(作品4)とは異なっていますが)。
今聴きながらこれを書いています。

解説は、英語・フランス語・ドイツ語。なんとか訳してみると、イギリスの
若いジェントルマンが、グランドツアーGrand Tourに行った折、
ヴィヴァルディの楽譜を購入し旅行カバンに詰めて持ち帰ったり、
あるいは、1711年から1729年の間、Estienne.Rogerにより出版されていた
アムステルダム当地から船で直接運びこまれたりすることで、ヴィヴァルディ自身が
英仏海峡《English channel》、仏語ではラ・マンシュ海峡《La Manche》を
渡っていなくとも、彼の音楽は渡英していたのである。

というような話で始まっています。

このディスクのジャケット画もやはり
ヴェネツィアの画家カナレット(1697-1768)の風景画ですが、
今回描かれているのはヴェネツィアではなく、イギリスはロンドン。

Canaletto:The Thames from Somerset House Terrace towards the City
テムズ川、サマセットハウスから市内に向かって。
イギリス王室コレクション(The Royal Collection)とあります。


ということで、英国ロックから始まりイギリス王室と、
無事にフィニッシュ(?)。

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